旧CARE BLOG
美容師は薄毛が少ないように感じます。
もちろん遺伝の影響が大きいのが薄毛ですが美容師は自宅でもサロンケアのシャンプーやトリートメント、化粧水などをきちんと使い、シャワーも適温の37〜39度(副交感神経を刺激してリラックス効果が得られます)で洗っている方が多いのではないでしょうか。
すすぎの時間もおそらく一般の方よりは長く、マッサージも行うので頭皮に詰まった皮脂などは根こそぎ落とし、血流も良くなっていると思います。
そしてサロン専売品と言われる良いシャンプーを使うことも大切です。
僕たちはシャンプーはもちろん頭皮用化粧水も毎日使っています。
なかなかすぐに新しい商品に手を伸ばすのに抵抗がある方もまずはお金をかけずに洗い方から変えていきましょう!
そんな僕たち美容師が使うテクニックを解説していきたいとおもいます。
・まずはしっかりお湯ですすぐことからスタートします
37〜39度のお湯で地肌にお湯を通すようにすすぎます。
この際にスタイリング剤がしっかりついている場合は指を立ててかくというよりは手のひらで転がすように撫でるとお湯と乳化されたスタイリング剤を簡単に落とすことができます。
スタイリング剤が落ちてから指の腹を使いながらピアノを弾くように髪から指を抜きながら大きく地肌をかいていきます。
この時に爪を立てるのは頭皮を傷つけてしまうのでNGです。
目安は3分! 軽く水気を切って、しっかりシャンプーが泡立ちやすいベースを作りましょう。
・シャンプーで洗う
いよいよシャンプーです。
シャンプーはメンズのショートヘアで1プッシュ、ミディアムは2プッシュで十分です。
手のひらにとったら空気と混ぜ合わせるように馴染ませます。
最初は頭の上でローリングするように大きく縁を描くようにシャンプーを頭皮につけていきます。
次に指を立てて空気と一緒にシャンプー剤を泡立てていきます。
泡がたったら
もみあげ→こめかみ→生え際の順で顔周りからシャンプーをしていきます。
次に頭のセンター
ここは大きく指の腹を使い指を大きく開きながらしっかりかきます。
耳周りや耳裏も忘れずに!!髪の生えていない部分も大切。加齢臭を防ぎましょう!!
次によく洗えていないポイント「えりあしです」
もともと汗腺や脂線が少ないのでオイリーではないポイントですが同時に清潔に保たないと乾燥やフケの原因になります。
えりあしをやる際は両手でも構いませんが僕は片手で洗います。
片手で地肌を含める隅から隅まで洗うと力強くしっかりかけます。
以上の動作を2周やります。
次にそのまま頭皮をマッサージしましょう。
ちなみに僕が自宅で使っているシャンプーの基剤はラウレス硫酸ではなくココイルグルタミン酸というアミノ酸系なのでシャンプー時にマッサージします。(スタイリング剤の溜まった汚れを落とす感覚でたまにラウレスも使います)
マッサージは毛細血管の多い耳周りからゆっくりしっかりマッサージします。
その際にお顔を引き上げるようにマッサージするのがポイントです。
またメンズに重要なのがセンター・頭頂部です。
この部分は不随意筋、棒状腱膜なので自分の意思で動かしたり柔らかくすることが難しい場所です。
特にお客様でもここが乾燥したり、硬い方が多く、薄毛に悩む方は外せないポイントです。
コツとしてはゆっくり押し込んでから中央に向けて揉み込むイメージです。
顔まわりは気持ちがいいのでついぐりぐりやってしまいがちですが
ここもゆっくり、しっかり押し込んで圧をかけて引き上げていきましょう。
最後にえりあし
首を後ろに倒すとかぽっとハマるツボがあるのでそこを真上に押します。
このツボは眼精疲労にも効くので肩こり等がある方はおすすめです!!
・トリートメントをつける
トリートメントは少量で大丈夫ですが必ずつけましょう。
リンスではなくトリートメントが良いと思います。
リンスは帯電防止剤(髪の表面をコーティングして摩擦を減らしてくれるもの)
トリートメントは内外補修(ものによって髪の強度やハリコシを作ってくれます!薄毛で気になる方はぜひ)
本当は蒸しタオルや時間をしっかり置くことがベストですがどうしても面倒な方はこの放置中に体を洗って最後に全部流しましょう。
・トリートメントを流す
しっかりすすいで大丈夫です。
指がヌルッとする場合は流せてないのでもう一度しっかり流して下さい。
・タオルドライをする
タオルでしっかり拭きましょう。
この時タオルが一枚地肌と指の間にあるので爪を立てるようにかいて頂いて構いません。
また髪のない耳裏や首回り、耳の中などもしっかり水気をとって下さい。
・頭皮用化粧水をつける
しっかり根本から水分を取った地肌に化粧水を塗布していきます。
化粧水の塗布のやり方、重要さを話した動画はこちらから
↓
https://www.youtube.com/watch?v=QCxLjNpSrMY&t=170s
・ドライヤーで乾かす
乾かすときは温風で地肌から乾かします。
地肌に風がしっかりいかないと臭いの原因にもなるのでしっかり乾かしましょう!
この時に先ほどつけた頭皮用化粧水が頭皮に潤いをキープして過乾燥を防いでくれます。
乾かし方やスタイリングのやり方は別ブログをご覧ください。
ご覧頂きありがとうございました!
今回は美容師が教えるご自宅でのシャンプーや頭皮ケアのやり方を書かせていただきました。
もしごうまくやれていなかった!という方も丁寧にご説明させていただきます!
男性の顧客率が50%を誇る「MAGNOLiA ディレクター」の DAISUKE。
ご指名下されば、髪の悩みや希望を叶えつつ、ご自宅での再現性も簡単な オーダーメイドのヘアスタイルを作ります。 特にパーマを用いたデザインが好評で、床屋の世界にはない 男の色気やクール感を印象付けるニュアンス力の高いデザインに仕上げます。