旧CARE BLOG
こんにちは。青山、表参道美容室MAGNOLiAケアリストのSAKIです。
MAGNOLiAは「パーマ」を得意とするスタイリストが多数在籍する美容室です!
当店を御愛用下さるお客様の中には、ヘアスタイルだけでなく、ヘアケア、頭皮ケアはもちろんスキンケアやメイクなど様々な「美」に興味のあるお客様が老若男女問わずいらっしゃいます。
そんなお客様のお悩みの解決のお手伝いをさせて頂いてます。
はじめに
皆さんはお風呂上がり後に髪はすぐに乾かしているでしょうか??
ドライヤーをすぐにするのはめんどう...
という方多いのではないでしょうか?
また乾かさずにそのまま寝てしまう!なんて方も中にはいると思います。
そんな方は要注意
髪をしっかり乾かさないと髪自体のダメージに繋がったり、頭皮の雑菌を繁殖させてしまう可能性があります!
今回は正しい髪の乾かし方、ドライヤーの使い方をご説明していきます!
乾かさないまま過ごしているとどうなる?
皆さん1度は「キューティクル」というのを耳にしたことがあると思います。
キューティクルは髪の1番表面を取り囲んでいるもので、ブローやコーミングによる、熱や摩擦による刺激、また、ヘアカラーやパーマ剤の過度な作用から髪を保護してくれる役割があります。
キューティクルは鱗上に髪の表面に存在していて、しっかり閉じ、重なっていることで髪のツヤやまとまりを保ってくれます。
また、髪は濡れると柔らかくなり、濡れた髪のキューティクルは膨潤して剥がれやすい状態になります。
濡れたまま髪を放置してしまうとキューティクルが開いたままになってしまい、摩擦によって剥がれ、ツヤやまとまりが低下し、髪がどんどん脆い状態になってしまうのです。
ドライヤーの熱でも髪は痛む?
髪は高温の熱が加わると「タンパク変性」というものを起こします。
例えるなら、卵と同じ原理です!
生の卵は液状で形が自由に変わりますよね?
しかし熱を加えると固くなり、1度、熱を加えた卵は形が戻りません。
髪も同じで熱が加わる前の髪はしなやかで柔らかさを感じますが、熱を加えると固くパサついてダメージとなってきます。
ではこの熱は何度までなら耐えられるのでしょうか?
通常、乾いた状態で100℃以上、濡れた状態で60℃の熱でタンパク変性は始まると言われています。
一般的なドライヤーの吹き出し講からでる熱温度は100~120℃程です。
なので15cm以上離してドライヤーを掛けることで60~70℃程の熱量になるためドライヤーで熱変性を起こすことはありません。
しかしドライヤーを近づけすぎると濡れた状態の髪には良くないので気をつけましょう。
では早速ドライヤーの正しいかけ方講座をしていきましょう!
ドライヤーだけでサラツヤ髪に!
プロが教える髪の乾かし方
まずはモデルさんのbefore写真がこちらです!
①タオルドライは握っても水分がでなくなるまで!
まず、髪を乾かす前に「タオルドライ」をしっかりしましょう。
タオルドライとはタオルで頭をしっかりとふく事です。
そんな事?と思いますが、これがしっかり出来るか否かでドライヤーの使用時間が3割は変わります!
まずはタオルを頭全体にかけて根元の水分をしっかりと取っていきます。
襟足付近は水分がたまりやすいのでとくにしっかり拭き取っていきます。
そうしたら次に、髪を1束、1束分けてタオルでしっかりと絞っていきます。
毛量が多い方は、コーミングをしてからやってあげると、根元、中間の水分が毛先に移動してくれるのでやってみてください。
髪がパラパラと落ちるような状態になるまでやってあげましょう
②アウトバストリートメントをつける
ドライヤーをかける前にアウトバスのトリートメントやオイル、ミルクなどで髪の内部補習やキューティクルの保護をしてあげましょう。
私のオススメはムースとオイルの組み合わせです
(右)ナカノ スタイリング プロイスト エッセンスフォーム 150g ¥1,760(税込)
(左)UTAU スムージングオイル45ml ¥3,520(税込)
こちらの2つをスキンケアの化粧水と乳液を塗るようなイメージでつけていきます。
プロイストは水分を髪にしっかり入れ込んでくれて浸透もいいです。
また、沢山つけてもベタつかず、さらっとした軽い質感とまとまりの両方をかなえてくれます。
そして、UTAUのヘアオイルを上から重ね付けする事でムースで補った水分を閉じ込めるように蓋をしていきます。
スムージングオイルは重さのないオイルでサラッとしていて、保湿力の高いサジーオイルの効果で髪に潤いを与えてくれます!
詳しくはこちらのブログをご覧ください!
質感の軽い2つを組み合わせる事でしっとりとまとまりがありつつサラッと指通りのいい髪に仕上げてくれるのでオススメです!
付け方は、まずムースをピンポン玉2~3個分だして髪全体につけていきます。
ここで、コーミングをしてあげるとより浸透率がよくなります!
そして、次にオイルを1PUSH手に取り髪全体に満遍なくつけていきます。
とくに乾燥しやすい毛先にはしっかりなじませましょ
③ドライヤーは根元→中間→毛先の順で!
そうしたら早速ドライヤーをかけていきます。
ドライヤーは最初、強風で使いましょう。
髪から15~20cmは離して使っていきましょう。
そして最初は乾きにくい襟足から乾かします。
真下を向いて乾かすと内側が乾きやすくなります!
基本は上から下にキューティクルが閉じるように手櫛で撫でるように乾かしていきましょう。
よく、正面から煽るように乾かす方が多いですが、これをしてしまうと毛先の方にも過度に風が当たってしまい、「オーバードライ」と言って乾きすぎてパサパサになってしまうので気をつけましょう。
この時は首を横に傾げて、なるべく根元を狙って乾かすとGoodです
④前髪は生えぐせと逆に乾かす!
皆さん命の前髪は根元の方向性がとても大事です!
最初に分け目を作りたい方とは逆方向に引っ張りながら乾かします。
例えば、右わけにしたい場合は最初、サイドの髪も一緒に左に引っ張りながら乾かします。
そして8割ほど乾いたところで右わけにして、毛先の形を整えていきます。
右わけにしたいからといって分けたい方向に最初から乾かすと根元が割れて毛先の方向が逆を向いてしまうので注意してくださいね!
⑤弱風で全体よフォルムを整える
根元から髪が8割ほど乾いたらドライヤーの風量を弱風に変えて、全体の形を整えていきます。
この時もドライヤーの風の向きは上から下に撫でるように乾かしていきましょう!
⑥ 冷風で更に艶髪に!
最後の仕上げは冷風を髪全体に当ててあげましょう!
髪は熱を与えてる時に形状が決まるのではなく、冷めていく過程で形が決まっていきます。
温風を当てたままの状態だと髪が不安定でせっかく整えた形も崩れやすくなってしまいます。
冷風でしっかりクールドライをしてあげる事でよりキューティクルも締まりツヤツヤの髪に仕上げる事ができます
おわりに
いかがでしたか?
皆さんは正しいドライヤーの使い方が出来ていたでしょうか?
ただ、髪を乾かすだけでなく、しっかりステップを踏んで、ケアしてあげることで髪のダメージ具合はぐっと縮まります。
毎日のちょっとの努力の積み重ねで美しい髪を長く保つ事が出来ます!
是非皆さんも今日から実践してみてくださいね!
よかったらこちらのブログも参考にしてみてください!
ケアリストが直伝!正しい髪の洗い方!
ケアリストが直伝!正しいトリートメントの付け方
SAKI
MAGNOLiA ケアリスト
キュアリスト(頭皮ケア認定資格)取得
オーナー、代表、各スタイリストの撮影、セミナー、ヘアショーのメイクを多数担当。
オーナー、両店の代表の専属アシスタントの経験からお客様一人一人に寄り添ったカウンセリングで頭皮や髪のお悩みを一緒に解決していきます。
髪の事以外も、メイクやメンズメイクなどのアドバイスもさせて頂きます。