こんにちは
青山本店代表のDAISUKEです。
長年美容業界からオファーを頂きのパーマに関するセミナーや雑誌の仕事をおこなってきました。
この記事がパーマに興味や不安や疑問を持った方の背中を押してあげられるものになれば幸いです。
長くなりますが是非ご覧ください。
《目次》
パーマをかける前に知っておきたいこと
・
パーマのメリットでメリット
・
パーマの種類とおすすめスタイル
・
パーマ後のケア方法
・
まとめ
・
ご予約方法
パーマをかける前に知っておきたいこと
1、自分に合った種類のパーマをかけましょう
パーマによって得られる効果には、ウエーブやカール、ハードやニュアンス、ボリュームアップなど様々な種類があります。
それぞれの特徴やどんな髪質に合うかを説明させて頂き、どのパーマが自分に最適かを考える手助けになれば幸いです。
2、髪質とパーマとの相性
髪の細さ、太さ、クセの強さ、ダメージ具合によってどのパーマが適しているかが変わります。
【髪が太い場合】
パーマがかかりにくい。
ハリがあって、黒光するくらいキューティクルに艶がある毛質をさします。
キューティクル(髪の鱗)が硬い、厚いことにより薬剤の浸透を妨げます。
または内部でかかっても外殻が硬いことにより曲がりにくくなってしまう毛質です。
この場合の美容師の対処方法としては薬剤のパワーをあげることや施術の中間で熱の力を借りて髪を曲げていきます。
ここでいう「薬剤のパワーを上げる=傷む」これは少し大雑把な表現です。
お客様一人一人に対して適正な曲げるための薬剤が存在します。
きちんと髪を分析することで最小限な髪の負担でパーマをかけることができるので巷でも聞く、
パーマは傷んでいる方がかかるなどは間違いなので気をつけてください。
【髪が細い場合】
これもまたかかりにくいです。
髪が細い方はもともとぺったっとなってしまうと思いますがこれには髪の内部にパーマがかかる部位が少ないことが言えます。
パーマは本来タンパク質の構造を変え曲げていくのですが、これを海苔巻きに例えた場合に
海苔=キューティクル(表面)
米=コルテックス(内部のタンパク質)
カンピョウ=メデュラ(髪の芯)
だとすると
細毛には米が少ない状態なのでそうなるともちもちした柔軟性のあるパーマがかからず、
くたっとした質感にしかならずパーマがだれてしまいます。
こういった髪には中間でのタンパク質の補充と熱の力を使ってキューティクル部分にも形状を記憶させるひつようがあります。
エアウエーブやデジタルパーマなどのメニューをご検討ください。
【くせ毛】
クセの度合いにもよりますがカットだけで美しくなる場合とポイントでカールの形状を足し、デザインするケースや毛先のクセは活かしながら根本〜中間のクセをストレートの薬剤で取り(もしくは弱め)ながらデザインすることもできます。
しかしながらクセを取る仕事は2ヶ月以降どんな髪にしたいかによって次回の施術を邪魔する場合もあります。もちろんストレートをかけた部分にももう一度カールをつけることはできるので担当のスタイリストさんとしっかり話していきましょう。
【ダメージ具合】
様々な原因のダメージがあり対処方法も沢山あります。
カラーやパーマによるアルカリダメージやアイロンなどの熱処理による炭化が原因か
アルカリによるダメージの場合は酸性パーマがおすすめです。
酸性パーマは薬剤のphが髪のphに近い弱酸性領域で施術していきます。
CMでも「お肌は弱酸性♪」という言葉を耳にしたことがある方もいると思います。
髪も同じで弱酸性。
美容の施術ではアルカリ剤を使うことにより髪のキューティクル(鱗)を開き、中に薬を浸透させて染めたり、曲げたりしていきます。
髪が傷んでいる毛はそういった作業の連続でキューティクルが既に開いていたり、
損傷しています。
なのでこれ以上のアルカリのパワーは必要ありません。
髪の同じ領域のパーマ液でかけることでダメージを抑えキューティクルを整えます。
酸性パーマ薬剤の種類なのでエアウエーブやデジタルパーマと組み合わせることができます。
上記にも記したように米やカンピョウがボロボロな場合は海苔の部分にもかけた方がパーマのリッジが出るので組み合わせで施術をされる方が多いです。
3、パーマ前後のケアが大切
僕たち美容師はお客様のなりたいヘアスタイルを作るために最善を考えます。
日頃からのシャンプーやトリートメント、紫外線、ドライのやり方、アイロンの使いすぎなどを怠っているとやはり美しいパーマをかけるのが難しくなります。
何も問題なければ最低限のメニューでも問題ないですが傷んでいた場合は美容室にあるオプションのトリートメントをお勧めします。
これは大体のサロンが4ステップ以上の内容で髪に足りていないタンパク質や水分等を事前に補修し、パーマ後もさらにコーティングします。
パーマの場合後処理はもちろん前処理の方が大切でこれによりかかり具合や根本の質感が変わります。
ご予算もあると思います。
もし予算内に収まらずパーマをかけたい場合も担当の美容師さんと話をしてテクニック等で解決できる部分かパーマをかけない方が良いのかも是非相談してみてください。
4、理想のスタイルを見つけるために
インスタグラムやPinterest等でスタイル画像をチェックする
実際に来店してから担当の美容師さんにイメージを提案、共有してもらうと良いです。
その際にアイロンで巻いたスタイルもパーマで実現可能な場合とそうでない場合もあります。
仕上がった後のギャップが出ないためにも
ご自宅での乾かし方やスタイリングの付け方も伝えましょう。
また仕上げる際のスタイリング剤もできれば実際に使った同じものが良いです。
水分量や油分量の違いはスタイルの完成度に影響します。
家にあるもので試してみて美容室での仕上がりにならない場合はスタイリング剤の選定を考えてみるのも一つです。
【パーマのメリットとデメリット】
1、メリット
・時間を短縮できる(朝のスタイリングが楽)
・ボリューム感をアップできる(ダウンもできます)
・立体感が出て、髪に動きが出る
・くせ毛を活かすことができる
2、デメリット
・髪に負担がかかる
・髪が伸びるとバランスが崩れる
・仕上がりが扱えない可能性がある
メリットに関してはイメージできると思うのでデメリットについて対処法をお話しします。
「髪に負担がかかる」
は上記のように薬剤設定や熱系パーマを上手に使いこなすことで質感は損いません。
むしろ肌感覚でもかけた方が良い手触りかも!と思えるほど。
「髪が伸びるとバランスか崩れる」
これは施術時に美容師さんと今後長い月日を見てお話ししているかが大切です。
髪が伸びても崩れないデザインはあります。
次回のカットの長さによって髪を中間から巻くか毛先から巻くかなどを変えることで切ったともパーマが復活します。
この「復元パーマ」理論は専売でもあるので多くは語りませんが年間で少ないパーマの回数でもカットをしながら長くパーマデザインを楽しんでいただけるのが強みです。
「仕上がりが扱えない可能性がある」
しっかり美容師さんの仕上げ方を見てわからないところは質問しましょう。
よくあるのは手で毛束をねじるパーマスタイルの場合に右側を右手でやるのか左手でやるのか問題です。
どうしても右手で右側の毛束をローリングさせようとすると内巻き回転になるので最近流行りの顔まわりを開く場合は逆手がおすすめです!
ご来店の際に丁寧にレクチャーします。
これらのメリットとデメリットをバランスよく理解してパーマをかける不安がなくなり、
納得の上挑戦していただけたら嬉しいです。
【パーマの種類とおすすめスタイル】
・コールドパーマ
昔からある一般的なパーマ。
機械を使わず髪が濡れた状態で施術が進む
メンズや細かいパーマに使うケースが多い
・デジタルパーマ
第2世代のホット系パーマ
長持ち
大きい弾力のあるカールが作りやすい
発売当初はメーカー推奨の熱設定が高くものすごく傷んんだ。
現在は低温デジというやり方でダメージを減らした。
その分持ちの良さやリッジは少し減少している。
毛先のみワンカールやハリのない人におすすめ
・エアウエーブ
第3のウォーム系パーマ
機会がデジタルパーマの4倍以上の料金がする、場所を取るので置いている美容室が少ない。
ダメージが少なく、柔らかいパーマがかかる
持ちも良い
機械に入る時間がかかる
・プリカール
根元にのみパーマをかけるやり方
トップに立ち上がりが欲しい方におすすめ。
白髪染めと組み合わせる方が多いが薬剤により髪が少し明るくなる可能性があるのでカラーの調合にも工夫が必要。
1〜1半ヶ月もつ
ご自身で乾かした時に根元がふんわりして指がスッと入る感覚。
馴染んでいくので毛が折れたりの心配は少ない。
【パーマ後のケア方法】
カラーやパーマ、全てにおいてケミカル処理の後は通常よりも髪が乾燥しやすくダメージを受けやすいのできちんとしたケアが必要です。
・シャンプー・トリートメントの選び方
パーマ後は保湿力の高いアミノ酸系シャンプーやトリートメントがおすすめです。
パーマを長持ちさせ質感の良い状態を保つにはしっかりとしたケアが必要になります。
軟毛な方はあまり重いトリートメントはパーマがだれる原因になるので軽やかで保湿力のあるものを選ぶと良いです。
・ヘアオイルやトリートメントムースの活用
パーマのドライ前には水分の維持が必要です。
髪質に合わせたケアをチョイスしましょう。
パーマのリッジを綺麗に出す場合はトリートメントムースがおすすめです。
パーマは髪の水素結合を切ってあげる必要があるので
朝濡らすと綺麗にパーマが復活します。
また、ムースは水分量が多く乾かしている段階で揮発するので軽やかな仕上がりになります。
最近は乾燥が激しいのでムースをつけた後にオイルをつけるとしっとりします。
イメージとしては水分を油でコーティングするイメージです。
オイルでの油分コーティングから入ると髪の水分が維持しにくいので順番に気をつけましょう。
・定期的なトリートメント
サロンでの定期的なトリートメントは髪を美しく保つ上でとても有効なメニューです。
ミストなどを併用し数ステップの剤を使いながら髪に栄養を補充します。
ご自宅でのシャンプートリートメントも大切で毎年メーカーが新しいものを作っているので美容師さんと話しながらケアの仕方を考えましょう!
すぐに簡単にできて1ステップ効果を上げるケアとしては
トリートメントをつけてからクシでとかすと手触りがアップします!
クシの種類も色々あるので是非ご相談ください。
まとめ
パーマをかけることで得られるメリットは多く、特にスタイリングの時短やボリュームアップにつながります。
ただし、髪質やパーマの種類、薬剤選定によっては髪へのダメージやスタイリングがかえって手間になってしまうこともあります。
しっかりと情報を集めて理想のヘアスタイルとケア方法を考えることがパーマを楽しむ秘訣かもしれません。
是非カットパーマでお悩みの方は一度ご相談ください!
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